guitar & so on

クラシックギターのことと、日常や趣味のことなど、ささやかだけど楽しい雑感をいろいろしたためています。

発表会終わった

先日、前からやっているグループA(仮称)の発表会がありました。
本当は、毎年個人の部にも参加してるので、そのつもりで、タレガのタンゴとエンデチャとオレムスを練習してたんですが、なんか、10月の時点で、先生に、どの曲もぜんぜん仕上がってない、今これだとどうかなあ、他の人はもう仕上げに入ってるから・・・とソフトに言われ、これは、やばいからなんとかしなよという意味だと了解し、じゃあタンゴだけにします!と決めたんですが。


結局、娘のアンサンブルコンサートやらグループBの練習やら参加しなくてはいけない予定で週末がいっぱいになってしまい、今回発表会の個人は不参加にしました。午後のアンサンブルの発表は出ましたが。


個人はね・・・やめても誰に迷惑かけるわけでもないし、どうせ仕上がってなかったし。いや、タンゴだけにしたから、かなり仕上がったと今では思うんですが。
個人出演者はいろいろ係の仕事もあるので、今年はそれがなくて、緊張もストレスもなくて、ゆっくり他の人の演奏を見ることができました。そんな年もいいな。来年も不参加にしちゃおうかな^^


皆の演奏を見ていて、上手い人はやっぱり、音が深くて大きくて豊かで、1音めから違うなあ~というのと、上手い人は、「歌って」いるなというのを実感しました。
多少指がもつれてもね、思い出せずにちょっと戻ったりしてもね、音がきれいであれば、ああ、そりゃミスもあるよねと思うだけだし、曲に入り込んで歌うように演奏していると、それだけで、こちらも安心して楽しめるのです。


楽譜を再現するのがせいいっぱいで、音質にまで心が配れず、音をまちがえた瞬間、焦りと緊張がビーンと伝わって、ましてやフレーズを忘れたらもう演奏が止まってしまうかもという心配と恐怖で、見ているこっちの眠気もふっとぶ、初級者あるあるの私みたいな演奏・・・とはだいぶ違うな。


というわけで、今後はちょっと、「大きな豊かな音」と、「歌うように弾く」というのを心がけようと思います。
タンゴは、しらずしらずのうちに暗譜していました。タレガは、指の形が独特なので、難しいけど形で覚えやすいと思います。そのかわり、間違えて覚えてると修復が難しいですが。
暗譜できると、表現の段階になるので、ほんとはここからが楽しいところです。