guitar & so on

クラシックギターのことと、日常や趣味のことなど、ささやかだけど楽しい雑感をいろいろしたためています。

未来の街の風景(覚書)

日経オンラインの記事・・・


セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店事業会社、そごう・西武を売却する方向で最終調整に入った。複数の投資ファンドや事業会社が候補になる見通し。不振が続いていた百貨店事業を切り離し、海外を中心に成長を見込むコンビニ事業に経営資源を集中する。


そうかあ・・・
百貨店はねえ・・・
ずいぶん長い間苦しんで来たけれど、いよいよ街の風景が変わるかなと思う。
だいぶ前から百貨店もショッピングモールも駅ビルも全部似たような店ばかりになっちゃって、そのお店だってネットで同じものがもっと安く買えたりして、アパレル店舗の意味ってなんだろうと、一介の主婦である私も深く考えてきたものよ・・・
大きな恐竜がゆっくりと倒れて行く様が思い浮かぶ。
まあそれは、うまくIT化に対応できない日本の姿そのものでもあるわけですが。


私はね~
デパートという形態はもう仕方ない、と思う。
地方の再生も、このままでは上手くいかないと思う。
こうなればいいのにとずっと思ってるのは、城下町や門前町のにぎわいの楽しさです。
ヨーロッパのステキ街でもそうだけど、広場や教会や、お城やお寺や、そういう精神的なコアになるものを中心に、歩いて行ける、手の届く、ヒューマンスケールな範囲に平面的にお店が広がる。素敵な街を楽しむためには、そこに住むのが一番いいんだけれど、そうでなければ買い物と飲食というのが、街を体験するための手段の一つですね。その街に身をおいてその街を体験するというのが楽しい!っていうのでないと、街は長生きできないと思う。
まー単なるテーマパークなんだけど、テーマパークのように、街にもテーマがあるべきよね。それが教会だったり寺社仏閣だったりするわけで、ショッピングそのものがテーマになると、わりとすぐ街として寿命が尽きてしまうと思う。
しかたないよねー
デパートやスーパーは、そのショッピングという手段だけを合理的に集約した形で、かつてさんざん個人商店を駆逐してきたんだからさあ。と思うと、まあいいかという気にもなる。
これからは、小さなお店の時代になるといいな。
それが、街として統一感のある素敵なみてくれを計画的に持つことができれば、魅力的な街(日本なら江戸時代でしょうか。はりぼてなヨーロッパの街並みだけは作っちゃダメと思います・・・)が再生されると思うんです。