ウクライナでは、戦争が始まった。
民主主義の価値観からは、こんなこととても信じられず受け入れられない。嘘かと思った。
一日中ネットやテレビを見ていた。もう次は日本なんじゃないかとか、ウクライナの人々の辛さとか、風前の灯である台湾の人たちとか、いろいろ不安になるけど見るのをやめられない。

昼前にギターのレッスンがあったので横浜駅に行った。
たくさんの人たちが、いつもと変わらない様子で、速度で、それぞれの目的に向かって行きかっていた。いろんな不安はあるけれど、その中に身を置いていたら、落ち着いて現実的な気持ちになった。

家に帰ってから、あんまり天気が良いので、近所の梅園に梅を見に行った。
梅は全部がいっせいに花開くわけでもないらしく、5分咲きな樹がちらほらあるだけだったけれど、風もなく暖かい日差しのなかで、白い花々はとても清らかで美しかった。
散歩に来ていた人たちは、ゆっくり歩いて写真をとったり、ベンチに座って甘酒を飲んだりしていた。
平和が沁みすぎて、却って悲しかった。

私には何もできない、せめて＃戦争反対　にツイートする。
こんなふうに戦争というのは、誰にも止められないものなのだと実感する。
ヨーロッパの人たちがデモをしている。
コロナの自粛やマスクやワクチンに反対してデモをしている人たちをテレビで見て、ようやるわーと思ったりしていたけれど、自分の意見を大声で叫んでもいい、デモをしても捕まらないなんて、素晴らしい世界だったんだと実感。民主主義は、たくさんの犠牲を出して長い年月かけて実現したものなのに、こんなかんたんに不条理に武力で奪われていいものかと思う。

ウクライナの国旗は、青い空と、その下に広がる小麦畑を表しているんだそうです。
その風景を国旗にした人々の思いを考えると、とても悲しい気持ちになります。
祈りが届きますように。